目の不自由な子も、そうでない小も共に楽しめるユニバーサルデザインの絵本の新しい製本方法が考案され、従来の点字絵本に比べて大幅なコストダウンが実現しました。
製本方法を考案したのはNPO(非営利組織)「ユニバーサルデザイン絵本センター」(事務局・さいたま市)。
通常の点字絵本は、目の不自由な子どもたちが指で触れて分かるよう立体インクを施し、絵の線を盛り上げています。それぞれのページがでこぼこしているため、製本は細いワイヤで綴じていくリング方式が多かったのですが、絵本センターでは手折り方式による製本を考案。ページごとに折り曲げて重ねていくため、広げると1枚の大きな紙になります。コストも従来の3分の1で済んだといいます。
当面、市販はせずに、同NPOに入会した人などに配布します。お問い合わせはユニバーサルデザイン絵本センター(070-5212-6772)へ。(8月19日/毎日介護ニュースより) |