車いすの障害者や高齢者のバリアフリー登山を目指す初の「みやぎ蔵王福祉登山」が、刈田岳山頂レストハウス(標高約1700メートル)から熊野岳山頂(1840メートル)で行われました。
参加したのは、車いすの障害者9人を含む高齢者ら約20人と、付き添いのサポーター約70人。レストハウスを出発し、車いすの人は6人がロープで引いたり、後ろから押したりしてサポート。約2キロの登山道を1時間半ほどかけて元気に踏破しました。
福祉登山はNPO法人・東北アウトドア情報センターが、町や山岳連盟などと実行委を作り、登山とともに今後の登山道整備などを考えようと初めて企画。実行委名誉会長で日本山岳協会最高顧問の伊達篤郎氏も車いすで参加しました。
実行委会スタッフは「登山道は整備されているが、コンクリートの土止めや、砂利道があり、車いすの障害者や高齢者にはさらに配慮が必要だ」と指摘しました。(8月12日/毎日介護ニュースより) |