障害を持つ人の多くが経済的支援を望んでいることが、厚生労働省がまとめた「身体障害児・者実態調査結果」(2001年6月実施)で明らかになりました。
必要な福祉サービスについての要望を複数回答で尋ねたところ、最も多かったのは、18歳以上の障害者が「年金や手当などの所得保障の充実」(37.3%)、障害児は「手当などの経済的援助の充実」(35.9%)で、厳しい生活実態を浮かび上がらせる結果でした。
目立つのは医療費の負担軽減を求める障害者が31.4%と、前回調査より8.4ポイント増えたことで、特に腎臓や呼吸器など内部障害を持つ18歳未満の障害児では4割を超えました。
(8月20日/読売新聞より) |