障害がある子もない子も一緒に楽しめるバリアフリーの絵本を作る動きが各地に広がっています。
バリアーとひと言で言っても、視覚障害から知的障害、肢体不自由などさまざまで、絵本作りの多くは地道なボランティア活動に支えられています。
弱視児童のために文字を拡大した本や、障害をテーマにした本などバリアフリー絵本の種類や形はさまざま。中でも布絵本は、手作りボランティアのグループが各地に増えています。
布絵本は布ならでは手触りがよく、触れたり、めくりやすいことで、目が見えない子や肢体の不自由な子の手指の訓練になり、知的障害のある子も楽しめます。
ボランティアで支えられているバリアフリー絵本は、大量生産できない、必要としている子どもに届ける人手がないなど課題も山積み。「出版社や公共図書館などで広く取り組んでもらえれば」と関係者は望んでいます。
(9月5日/秋田魁新報より)
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