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(視覚支援)
便利グッズで快適生活
弱視者向けカタログ出版
 「見えにくい暮らしを少しでも快適に」。そう考える弱視の人たちが、自ら選んだ生活用品をカタログにまとめました。

 月に4日、東京・水道橋駅近くのビルの1室が「便利グッズサロン」として開放されています。棚には拡大読書器のカタログをはじめ、家事用品やおもちゃ、文房具などがぎっしり並んでいます。販売ではなく、商品を試して選択に役立ててもらうのが目的。
 ここは、福祉系出版社の「大活字」が場所を提供し、会社員や主婦など20人の弱視者たちがボランティアで運営。オープンから2年、字が曲がらずに手紙を書きやすくするレターセットなど、訪れる人の声を集めたオリジナル商品も生まれています。

 弱視者は全国に約20万人と言われていますが、生活支援についての情報サービスは行き届かず、周囲の理解も得にくいのが現状。それがさらに外出の機会を遠ざける悪循環を招きます。
 そこで、全国にサロンでの蓄積を届けようと、カタログ「見えない・見えにくい人の便利グッズファイル」をまとめました。商品紹介だけでなく、具体的な使い方のアドバイスも掲載。巻末には全国の支援団体や施設のデータものっています。カタログの本体は1,900円。音訳テープ版も販売。問い合わせは大活字(03-5282-4361)へ。

(9月8日/朝日新聞より)


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