パソコン初心者、高齢者、視力が低下した人などが容易にホームページを閲覧できるようにするソフトウェア「らくらくウェブ散策」の企業への販売を日本IBMが始めました。
「らくらくウェブ散策」は、日本政府が推進しているe-Japan戦略の取り組み(電子政府や電子自治体など)を支援する「デジタル・ディバイド解消」のためのツールとして開発されたインターネット閲覧支援ソフトウェア。これを採用したホームページ内では、パソコン初心者、高齢者、視力の低い人や目が疲れやすい人でも、対象サイトを快適に閲覧できるようになります。
主な特徴は、
○Webページの読みたいところにマウスを動かすだけで文字が別枠(文字拡大まど)に拡大され、合成音声で読み上げる。
○閲覧している画面の文字サイズや、文字・背景の配色が変更可能。
○Webの操作や、文字・音声の設定、印刷など必要最低限の機能を大きなボタンで分かり易く表示・配置。
○Web閲覧者は、対象となるWebで、らくらくウェブ散策の起動リンクをクリックするだけで利用することができる など。
すでに、いくつかの自治体ホームページで利用されているほか、今回の企業向けへの提供開始にともない、キヤノンの国内統合サイト(http://canon.jp/)において、国内の民間企業として初めて導入されました。
日本IBMではユーザーホームページのバリアフリー実現を支援するため、ウェブアクセシビリティの診断、修正の提案などを行うコンサルティングサービスも提供しています。
(7月4日/朝日新聞より) |