女性の育児休業取得率は64.0%と、前回調査(1999年度)に比べて7.6ポイント上昇したことが、厚生労働省がまとめた2002年度女性雇用管理基本調査で分かりました。しかし、男性は0.33%と前回より0.09ポイント微減。厚労省では「女性の取得には理解が進む一方、男性については職場の雰囲気が整っていないのではないか」としています。
育児休業制度がある職場の割合は、全体では61.4%、30人以上の事業所に限ると81.1%。女性の取得率を事業所規模でみると、規模が大きくなるほど取得率が高くなる傾向が見られました。女性の取得期間は「3カ月未満」が前回より下がる一方、「10カ月から12カ月未満」は上昇しており、育児休業期間は長期化の傾向に。元の職場に復帰した女性は前回より6.6ポイント増加。男性の場合も取得期間は長期化しています。
(7月18日/朝日新聞より) |