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(ユニバーサルデザイン)
「遊ばせ上手」の親を増やしたい
ボーネルンド社長 中西弘子さん
 子どもの発達段階別に品をそろえた「知育玩具」販売の草分けで知られるボーネルンドは、輸入品や自社開発の個性的な品を販売するだけでなく、金銭感覚の育成法や子どもの人権に関する親向けのセミナー、親子で遊び方を学ぶ教室などを1986年から開いています。同時に、一般消費者だけでなく、幼稚園・保育園向けにも、遊具から環境整備までを提案。さらに、お年寄りや障害者も楽しめる玩具(ユニバーサルプレイシング)を1999年から提唱し、施設への売り込みも始めました。これは、取引で頻繁に渡欧してきた中西弘子社長ならではの発想。老いても生き生き暮らせるようにという高齢化対策を目の当たりにしてきたからです。

Q:ユニバーサルプレイシングとはどんなおもちゃ?
 中西:握りしめるとしわくちゃになって、すぐ元に戻る「しわくちゃボール」、粘土細工、ひも通しなど、子どもから大人、お年寄りも障害者も、だれもが楽しさを見つけられる遊び道具のこと。20年以上前から高齢化社会の欧州では、ゲームや遊びスポーツに使われています。それを日本に定着させたい。

Q:日本では普及しているか?
 中西:まだこれから。大人にとっても遊びは大事。最近では、入院した祖母にという客も少しずつ増えています。
(10月11日/朝日新聞より)



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