厚生労働省は、2005年度から「タイムケア事業」を始める。この事業は、
障害のある中・高校生を、学校の空き教室などを利用して放課後に預かるというもので、
休日にも実施する。これにより、親の就労支援や家族の休息にも繋がる。
これまでにも、小学生以下の障害児を預かるサービスはあったが、中高生対象の事業は初。
- 預かる時間帯
- 平日:1日3時間以上(放課後〜親の仕事が終わる夕刻まで)
- 休日:平日と同様に3時間以上
- 利用者の負担額:一回当たり1,000円程。
- 預かる場所:地域の空き教室のほかデイサービス事業所など
事業主体となる市町村が民間事業者などに委託。
利用者負担をのぞく事業費の半分を国が負担し、残りの半分は市町村と都道府県がそれぞれ折半する。また、政令指定都市と中核市の場合は国と折半する。
初年度予算は、約8億円(1日当たり千六百人分に相当)。
将来は障害者施策の改革に伴い市町村が実施する「地域生活支援事業」のメニューに加える予定。
(2005年1月 11日 秋田魁新報より)
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