22日、オーストリアで行われた、アルペンスキーの障害者ワールドカップ(W杯)第3戦2日目の男子回転(座位の部)で、福島県猪苗代高1年の鈴木猛史選手が金メダルを獲得した。日本障害者スキー連盟によると、同W杯男子回転で日本人が金メダルに輝いたのは初めて。
同W杯には、世界約20カ国から約140人がエントリー。視覚障害、立位、チェアスキーに座って滑る座位の3部門に分かれ、高低差180メートルのコースに挑んだ。鈴木君は1本目、果敢な滑りでトップに立ち、2本目との合計タイムを1分39秒48とし、2位選手を100分の8秒差でかわした。
鈴木猛史選手:
小学2年の時、交通事故で両足を失う。昨シーズンからは海外遠征にも参加。高校でも両手だ
けで階段を上るなど、健常者と同じ生活を送るよう頑張っている。
(2005年2月25日 河北新聞より)
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