「年齢差別−仕事の場でなにが起きているのか」(玄幡まみ著)が出版された。
雇用差別の中で最後に残っているのが「雇用における年齢の壁」。
現在多くの中高年がリストラや早期退職などで失業を余儀なくされている。
いったん離職すると年齢せいげんに引っ掛かり再就職は困難な状況。
年齢差別撤廃のためには一般に言われている定年の廃止だけではなく、
まずは求人段階の年齢制限の撤廃が必要と玄幡さんは提案している。
また本書では、「年齢差別の禁止法がないままに、リストラが実施されている現状に歯止めをかけなけれ
ばならない」と強調している。
岩波ブックレット 504円
(2005年6月1日 秋田魁新報より)
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