バックナンバー 2002年7月
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バリアフリー絵本とは? |
[アンサー]
皆さんは、子どもに絵本を読んであげたことはありますか? また、幼いころ、お母さんやお父さんに絵本を読んでもらったことはありますか?
よい絵本は、眺めているだけで和やかな気分になり、絵本をはさんで親子の心のふれあいが深まります。
「バリアフリー絵本」とは、目などに障害を持つ子どもも楽しめるよう、さまざまに工夫された絵本のことです。
点字付きの絵本や、文字が拡大してある絵本、さわって感触を確かめる絵本などのほか、目の不自由なお母さんやお父さんが子どもに読んであげることができるよう、点字と絵の形をした透明シートをはり付けた絵本もあります。
こうした絵本で市販されているものは種類も数も少なく、多くはボランティアのかたがたの手作りによるものです。
(県政だより11月号より) |
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自助具ってなに? |
[アンサー]
高齢者や障害をもつ人のなかには、一般の人が使う食器や服では自分で食事をしたり、着替えたりできない人がいます。「自助具」とは、そのような人が自分の力で食事をしたり、着替えたりできるよう改良された日用品のことです。
たとえば、握る力が不足している人には缶ジュースのプルトップを開けるための道具や、裏が滑りにくくなっているお皿、口に運びやすいよう柄が手に合わせて曲げてあるスプーンやフォーク、ストローのついたコップなどがあります。また、ボタンを自分でかけられない人には、かけやすいよう大きなボタンに変えてあったり、マジックテープでとめられる服などがあります。
いろいろな製品が、それぞれの症状に合わせて作られているのです。
一般にはなじみがうすいため扱う店も限られていますが、必要とする人が必要なときにすぐ手に入れられる環境を整える必要があります。(「県政だより9月号」より) |
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バリアフリートイレの
「オストメイト対応」とは
どういうものですか? |
[アンサー]
何らかの要因によって、肛門を切除したり、膀胱を摘出する治療を行った場合に、その代りとなる便や尿の出口(排泄口)をつくる必要があります。
その新しくお腹にできた便や尿の出口(排泄口)のことをストーマといい、 ストーマを造設した人を親しみを込めてラテン語で「オストメイト」と呼んでいます。
外出先のトイレでは、排泄物を受け止め溜めておくための袋(パウチ)を腹部に装着して、たまった排泄物を便器に捨てることと同時に、パウチを洗ったり、新しいパウチを装着する必要があります。現在、日本においてオストメイトの人は約20〜30万人いると言われており、交通バリアフリー法ではオストメイトを配慮し、多目的トイレに「パウチやしびんの洗浄ができる水栓装置の設置」が標準的なガイドラインに示されています。
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