『まごころ秋田』というキャッチコピーもある秋田県。観光地にも「まごころ」が感じ
られるか?ということで調査を行いました。
- 日付 : 2004年7月24日 (土)
- 時間 : 10:00 〜16:30
- 参加者 : 障害者4人 健常者約20 人(常時15人)
- 日程・コース: 寒風山大駐車場に集合、土産物屋兼食堂で自己紹介等→昼まで間があったので、頂上(展望台)付近へ→
大駐車場土産物屋兼食堂にて昼食→なまはげ館、男鹿真山伝承館
→八望台→入道崎→なまはげ立像前にて解散
[バリアフリー調査票記入項目と記号]
- ★=具体的な事例
- ○=バリアフリーに優れている
- ×=バリアフリーに欠けている
- △=人がカバーしてくれる
- ▲=人がカバーしてくれない
(「バリアフリーでないところを人はカバーしてくれるか?」ということで、してく
れる場合は△、してくれない場合は▲とした。)
調査記録
寒風山大駐車場
★ 障害者用駐車場から歩道へ行くアクセス
× 段差がちょっときつい
△
寒風山大駐車場付属土産物屋兼食堂
★ 入り口の段差
○ 車椅子に乗った人が来ると、店員さんがスロープを
店の奥から持ってきて設置してくれる。
× 常時スロープが置かれていない。
△ (店員さんが嫌がらずすぐスロープを持ってきて
くれる様子は好感が持てる。)
寒風山頂上の展望台
★ 駐車場(展望台外部)
× 駐車スペースがない(2台分ほど障害者用スペースは
あるが、健常者の車によってふさがれていた。
▲ 障害者用スペースに停めている人が展望台からなかなか
出てこない
× 駐車場まではかなり急な坂道になっており、一度
展望台で障害者を降ろして駐車場に車を置きに行き、
また歩いて上ってくるという面倒くさい作業が必要。
○ 道路の凹凸が少ない
○×ドライヤがわりになる強風。
強すぎて呼吸ができないほど!
★ 展望台内部
× エレベーターがなく、3階までは、車いすの人や足腰に
自信のない人は上れない。
ぜひともエレベーターを設置してほしい。
▲
なまはげ館
★ 館内
○ 段差がない、トイレがきれいで、広い
△ (ひとがやさしい)
★ 駐車場
× 障害者用スペースのマークが違う。スペースがせまい。
男鹿真山伝承館
★ 伝承館内部へのスロープにいたるアクセス
× 下記内部へのスロープまでが砂利道で車いすが押しづらい。
★ 伝承館内部へのスロープ
× スロープがとにかく急で、押すのに恐い。
(押される方も正直恐い)
○ ないよりはよいスロープ
○ 景観をそのまま残しているところ
△ (職員さんが押してくれる)
八望台
★ スロープ
○ スロープがあること
× スロープが少し急なこと
☆入道崎
○ 景色がとてもきれいなこと
× 土産屋通りから一歩芝に入って海岸に近づこうとすると…
道はあるのだが平らではなく、凸凹でかえって芝の上のほう
が車いすを押しやすい?
二人か、三人がかりで押さないと動かない。
△ (観光客に手伝ってもらえば可能か?)
あとがき
当日は天気もよく、絶好のドライブ日和でした。ところが風が強く寒風山などは目を
開けるのも一苦労で、髪の毛は乱れるし大変でした。そんな大変な中でも、笑顔は尽
きることがなく、皆楽しむことに夢中だったようです。楽しんでいただけたことは本
当に主催者冥利に尽きます。参加者の皆さん、特に車を運転くださった皆さん心から
ありがとうございます。また次の機会も、ぜひご参加くださいますよう、お願いいた
します。この場をお借りしてお礼とお願いをさせていただきます。
NPO法人 I&U 一同
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