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スーパーマーケットや県の総合庁舎などの入り口にインターホンを見つけました。これは何のためにあるのですか? |
[アンサー]
インターホンは、障害を持つかたが買い物やその他の用事で訪れたとき、必要に応じて係の人を呼び出すために設置されています。
たとえば、スーパーマーケットでは、目の不自由なかたがインターホンで係の人を呼び出せば店内を案内してもらえます。店の中に点字ブロックが整備されていれば、それを頼りに歩くことはできるのですが、探している商品がどこにあるかは分かりません。そんな時に、店員が案内をして買い物を楽しんでいただきましょうということなのです。
施設の整備などのハード面だけでバリアフリーを進めようとしても、限界があります。障害を持つかたの立場になってお手伝いをするソフト面でのバリアフリーもたくさんあるんです。
(県政だより2月号より) |
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「バリアフリー」って何?施設の整備のこと?
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[アンサー]
「バリアフリー」とは、もともとは段差解消などハード面の障壁(バリア)を取り除くという意味で使われ始めた言葉です。しかし、障害を持つかたや高齢者が社会参加しやすい環境をつくるためには、制度や意識などのソフト面を含めたさまざまな障壁を取り除く必要があると考えられるようになりました。
ですから、「バリアフリー」とは施設の整備だけではありません。施設のバリアフリー化だけでなく、困っている人を見たら声をかけて手助けをする、困った時には気軽に周囲の人に手助けを頼める、そんなハートを育てることが大切です。
(県政だより3月号より) |
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「身体障害者補助犬法」とはどんな法律ですか? |
[アンサー]
「身体障害者補助犬」とは、盲導犬、介助犬、聴導犬をひとまとめにした呼び方です。
盲導犬は目の不自由な人を安全に誘導する犬。介助犬は体が不自由な人のために物を運んだり、着替えを手伝ったりする犬。聴導犬は、聴覚障害のある人のために音を聞き分けてその情報を伝える犬のことです。これまで、補助犬を同伴する人が電車やホテルなどの利用を申し込んでも断られることが少なくありませんでした。しかし、法律ができたことで国や県、市町村などが管理している施設や公共交通機関は2002年10月から、デパートやホテルなど不特定多数の人が利用する施設は2003年10月から、特別な理由がない限り補助犬の同伴を拒むことができなくなりました。
これからは、いろいろなところで補助犬を同伴した人と一緒になる機会が増えると思います。障害を持つかたの社会参加をさらに進めるために、ご理解とご協力をお願いします。
(県政だより9月号より) |
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