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バックナンバー 2003年5


クエッション 共遊玩具(きょうゆうがんぐ)ってなに?
[アンサー]
 おもちゃに付いている「犬」のマークと「うさぎ」のマークを見たことはありますか?これは、障害のある子もない子も一緒に遊べる「共遊玩具」に付けられているマークです。

 障害児施設の保育士さんから「うちの子どもたちが遊べるおもちゃがもっとたくさんあったら…」という声があり、大手のおもちゃメーカーが1980年に「ハンディキャップトイ研究室」を設置して共遊玩具づくりが始まりました。

 その後、他のおもちゃ会社にも参加を呼びかけ、日本玩具協会が1990年に目の不自由な子どもでも遊べるおもちゃのガイドラインを作成し、これに基づいて作られたおもちゃには「盲導犬マーク」が付けられました。1992年には国際共通マークとして承認され、外国でも使われるようになりました。1997年には耳の不自由な子どものためのガイドラインを作成し、これに基づいた作られたおもちゃには「うさぎマーク」が付けられています。

(県政だより12月号より)

□盲導犬マーク
 
 盲導犬をデザイン化したもので、目の不自由な子どもたちも一緒に遊べるおもちゃのパッケージに付いています。

□うさぎマーク
 
 うさぎをデザイン化したもので、耳の不自由な子どもたちも一緒に遊べるおもちゃのパッケージに付いています。


クエッション 障害者スポーツとは何ですか?
[アンサー]
 皆さんは、スキー場で障害を持ったかたを見かけたことはありますか?車いすを使用している人は、いすの下にスキーのついたチェアスキーに座り、アウトリガーという小さなスキー板のついたストックなどを使って滑ります。目の不自由な人は、誘導の音を頼りに滑ります。

 スキーのほかにも、マラソンや登山、水泳、バスケットボール、野球、サッカー、ダンスなど、障害をもった方々も季節に応じてさまざまなスポーツを楽しんでいます。

 秋田わか杉国体が開催される平成19年には、「全国障害者スポーツ大会」も秋田県で開かれます。選手や大会関係者、あるいは観客として、障害のある方々も大勢、秋田を訪れるでしょう。競技場や宿泊施設、交通機関などのバリアフリー化はもちろんのこと、温かいおもてなしの心でお迎えしたいですね。

(県政だより1月号より)



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